九州壁左満人 ~きゅうしゅうかべサミット~

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土の勉強会リポート4 ~中塗り土づくり

各自持ち寄った土をふるい、それぞれのやり方で、それぞれの調合で、中塗り土をつくっていきます。

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鏝板一杯分の中塗り土ができたら、みんなで鏝でさわって、感覚の違いを味わいます。
土の性質や各々の調合によって、微妙に違うもよう。

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そしてその中塗り土を同じ分量とり、同じ分量の水と混ぜ、筒状の袋に入れます。
こうすることで、混ざり合った土・砂・スサが再度分離し、それぞれの調合の割合の違いを見ることが出来ます。

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粘りのある土を“サクい”土にするには、砂を一定に入れた後はスサの方の量を増やして調整したほうが、いいものができそうです。

いろんな土を使って実際に体験することが大切ですが、自分一人で土を探してやろうとすると、数をこなすのも大変です。
今回のように、九州各県から一人一つ持ち寄ると、30種類を超える土にみんなが触れることが出来ます。
これだけでも、この勉強会を開いた意味が大きくあると思います。

オマケ:こんなものもつくってみました。

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by kabetuchi | 2009-11-25 17:14 | 勉強会

土の勉強会リポート3~すすきのチリボウキ

《予定を変更して更新します》

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午後の部では、ススキを材料にしたチリボウキの作り方講習も開かれました。
ここでの講師は、福岡の富士工舎・荒木富士男さんです。

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まず使用するススキは、10月20日~11月10日頃までに採取したものを使います。
本数にして約50本のススキを集めます。


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ススキを束ねて先をそろえ、軽くたたきます。そうすると柔らかくなります。
さらに少ししめらせてからワイヤブラシで20回ほど穂先をそぐことで、しなやかで使いやすくなります。
そこまでできたら後は水糸などで持ち手の部分を巻き、仕上げていきます。

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いろいろな色の糸で巻くと、オリジナルのきれいなチリボウキが完成!!
よくあるシュロなどのチリボウキよりも、ススキのほうが腰があってしなやかで、使いやすいのだそう。

この時期に採取したススキでつくると、だいたい1年持つそうなので、ススキの生長サイクルとも同じ。
また来年、新しいものを作ればいいですね。

自分に合ったチリボウキで、美しい仕事!
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by kabetuchi | 2009-11-09 18:09 | 勉強会

土の勉強会リポート その2~光る泥団子編

2日目の朝、小鳥の鳴き声でそれぞれ目を覚まし、前夜の祭り(?)の後かたづけ、
そしてあったかいコーヒーとお味噌汁と日田産米の朝食を頂き、スタートです。

2日目からの参加者も増え、全部で29名の参加でした。

この日、みんなの前には泥団子が2個づつ。
泥団子には、スサや漆喰を混ぜたり、油を塗ったりすることもあるようですが、今回は泥のみで丸められた団子をピカピカに磨き、光らせます。

タイルの上でコロコロころころ。

 
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スクリーンで流れている漆喰の防カビ性についてのDVDを見ながらも、参加者の手はコロコロと泥団子を転がし、磨いています。
  
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ここで一つ、参加者全員に、次回へ向けての課題が出されました。
  「光る泥団子を、面にする。」
要するに、「光る壁」を土だけで創る、ということです。

  
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なぜ団子は光るのか?
鏝という“面”ではなく、“点”で磨きをかけているということがポイントなのでは??
いろいろと議論は交わされましたが、次回までにそれぞれが挑戦して、どんな結果が持ち寄られるのか、とても楽しみになりました。


まだまだ続く勉強会リポート、
その3は、~中塗り土の配合比 (の予定)です!!
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by kabetuchi | 2009-11-05 18:04 | 勉強会

第1回勉強会開催リポート その1

待ちに待った、勉強会が開催されました!

第1回目の今回は、大分県日田市にある原田左研の土場(別名:いのししの里(?))を会場に開催しました。

31日のバーベキューからスタートした会は、日付が変わるまで語り合い、初めて顔を合わせた参加者の方々も、火を囲んで大盛り上がり。

今回の参加条件として挙げていたのが、
『各自バケツ一杯の土を持ち寄ること!』

私が到着した時には、会場の壁にすでに持ち寄られた九州各地の土が!!
  
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筒状の袋に水と一緒に入れられた状態ですが、ぜんぶぜんぶ、色が違う。
さわった感触も、沈殿の様子も、土の粒度によってぜんぜん違います。

これを見ただけでもドキドキ、ドキドキ。

土に囲まれて、土の話、左官の話を聞きながら、美味しいお酒をうんと楽しませていただきました。


さてさて、本番の2日目の内容は、次回リポートその2にて紹介いたします。
(早めに更新します・・)
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by kabetuchi | 2009-11-02 17:12